株式会社タケダ建創 一級建築士事務所
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株式会社タケダ建創 一級建築士事務所
費用の考え方
2025年09月19日
家づくりの費用は、あたりまえのことですが、建築材料、職人さんの工賃、設備機器の費用と会社の経費から成っています。
私は良質の材料を使い、丁寧で腕のいい職人さんに工事を依頼しています。見映えのいい安価な材料もありますが、耐久性の面で問題がありますので使用しません。また、こういう時代ですから安く請負ってくれる職人さんや会社もありますが、それなりなので工事の依頼はしません。安価で見映えのする材料を使い、それなりの職人さんに工事を依頼して、それなりの工法でやれば大幅に価格を下げた家もできますが、長い目で見ると、決してお客様のためにならないと思いますのでおすすめしません。
家づくりの費用は、まず基礎、柱、梁などの構造体にかけて下さい。次に富山の暑い夏、寒い冬をなるべく冷暖房費をかけずに一年中快適に過ごせるように高断熱、高気密に費用をかけて下さい。もう少し予算がある方には、太陽光発電設備をおすすめしています。Q1住宅の性能であれば3~4kW程度の太陽光発電で光熱費、冷暖房費は、ゼロになります。さらに、もっと断熱性能をあげる、あるいは、素材にこだわる方には、いろいろ提案しています。
私はお客様のためのプランづくりにかける時間を惜しみません。また、お客様のためのコストコントロールも設計する者の大切な役割だと思っています。積算業務もコンピューターソフトを導入して効率化を図り、短時間でできるようになっています。
超高性能住宅が大手住宅メーカーよりも「お手頃」価格で建築できる理由
無料プランなどで家づくりの見積りを依頼すると、家の大きさ(坪数)グレード(仕様)に応じて、住宅本体価格+付帯工事(外部の給排水工事、カーポート外構工事など)が出てきます。
住宅展示場などに見学に行くと営業マンの方が、自社の良さをアピールしてきます。
家づくりにおいて業者選定を難しくしているのが営業マンのアピール合戦です。
各社の家づくりの仕様、強度、性能、耐久性、省エネ性、快適性が異なり、また、アピールのポイントや価格もまちまちだからです。
業者選定にあたり、耐震性、省エネ性、坪単価、デザインなど、優先順位が違えば業者選びも変ってくるので家づくりの業者選定はやり悩ましい問題です。
近年その問題解決のお手伝いとして、家づくりの無料相談所があります。
一見親切で費用も掛からないのでお得な感じがしますが、実際は無料相談所のスタッフ、オフィス、広告費などの費用は、住宅会社から無料相談所へのキックバックで賄われています。ほとんどの無料相談所は決してボランティア活動でなく営利目的の営業活動です。
営業活動ですので、本当に相談者にフィットした住宅会社を紹介しているかは疑問です。
実際、無料相談所が紹介している住宅会社は営業マンのスキルが高く、成約率が高い会社を紹介しているとの話も聞こえてきます。ある意味自然な流れだと思います。
地場の住宅会社の場合、各社の特徴にさほど大きな差がないのでどの会社を紹介しても問題は起きないであろうと思います。
ただここで気を付けることは、家づくりの費用で一番高いのは営業経費を含む住宅会社の経費だということです。一般管理費といわれる費用です。
大手ハウスメーカーは家づくりの価格の半分(50%)は一般管理費といわれています。
地場の大手住宅会社では40%位、年間20~30棟販売している住宅会社でも25~35%位の一般管理費が住宅価格に含まれています。
無料相談所へのキックバックも一般管理費から出ています。
住宅設備、建材などの仕入れ価格は、年間300棟の住宅会社と30棟の住宅会社の差は5%くらいです。
弊社は、少人数制で営業経費もほとんど掛けずに家づくりをしております。
営業マン、設計、工務などのスタッフがいる会社に比べて、行き届かないところは多いですが、仕入れ価格は30棟クラスの住宅会社と比べてもほとんど遜色はありません。
そして、住宅価格に占める経費は30棟の住宅会社の半分以下で済みます。
弊社がこの価格で高性能住宅、一年中快適な超省エネ住宅を提供できる理由がここにあります。
断熱性能が良いからイコール快適に過ごせるとは限りません。
弊社がお勧めする床下エアコンの快適性、省エネ性を確かめにお越しになりませんか?
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